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ニュース報道を含めそろそろ我が国でもスタグフレーションが叫ばれるようになりました。 スタグフレーション(stagflation)とは通常は相反する景気停滞&物価上昇が同時に起こ る現象でstagnation(停滞)とinflation(インフレ)との合成語です。
食品やエネルギー資源の高騰・高止まりと景気停滞(後退)が現実問題となる中、例えば カップラーメン類の値上げやガソリンの高騰は現在進行形で記憶にも新しいところです。
古くは1970年代(1973~74年)の第一次オイルショックでトイレットペーパー騒動が思い 起こされますが無くなる!とか物凄い値上げになる!とか言われてをトイレットペーパー を買いにスーパーをはしごした記憶があります。子供ながらに何かしら世間の異様な騒が しさを肌で感じました。
まぁこのときは、群集心理でトイレットペーパーの買いだめをする為に売り場に殺到した のですが、最初はデマだったか口コミで、その後はマスコミがこの珍事をニュース報道し て拍車が掛かったような記憶がありますが、そんなに製紙会社だけがオイルを消費すると は思えないし、製品価格に転嫁されるにせよ、単純に灯油や自分が必要とする石油製品で も買う方が正論に思えますが、口コミを含め風説の流布による群集心理の恐ろしさを体感 した日々でした。
しかしながら結果論としては金融・経済活動分野で我が国におけるスタグフレーションの 影響は殆どなかったに等しい状況でした。 (庶民には便乗値上げのインフレは痛いものでしたが、苦笑)
1979年頃の第二次オイルショックにしてもスタグフレーションが叫ばれる中、諸外国は、 かなり大変な状況でも日本はとりあえず高度経済成長の終焉を迎えていたにも関わらず、 一次の時同様、特筆すべき影響は殆どなかったはずです。
今回、第三次オイルショックかどうかは別にして、今回のスタグフレーション懸念におい ても我が国は、以前と同様に金融・経済活動には大した影響を与えず、、与えたとしても 長引く事態に陥らず、早急に立て直して頑張ってもらいたいものです。
さて、現時点では米国市場は下落しておりますが、寄り付き早々の爆下げに比べ、かなり 戻しており、FRBが0.75%の緊急利下げに踏み切り3.5%となったものの爆下げ した序盤戦に比べると、かなり好転してきています。 焼け石に水であろうが、とりあえずは歓迎です。
通常時の下落と同程度か、このまま急速に下げ渋ってくれれば日本も一旦は持ち直してく れるかもと、期待がもててくるのですが、はたしてどうなることでしょうか? 朝方の結果待ちというところです。
まぁ確かに戻ろうが売り込まれようがチャンスではあるので、取れるだけのリスクを取り、 猛烈に真剣勝負をするなら大いに結構ですが、休むも相場です。無理をせずライフワーク として取り組むつもりで、日々参戦準備をして下さい。
それではご武運を!